職場環境における呼吸器および消化器感染症に対するプロバイオティクスLactobacillus reuteri(DSM 17938)の定期的な摂取の影響

  • 本スタディは鉄鋼所に勤務する男性の、呼吸器および消化器疾患に関連する病欠日数に対するL. reuteri DSM 17938の効果を評価したものである。

  • L.reuteriは下痢の発生率を有意に減少させた。

  • 呼吸器または消化器の症状による病欠日数の主な結果には影響しなかった。


Schröder C · 2015

 

これは鉄鋼所に勤務する男性の呼吸器および消化器疾患に関連する病欠日数に対するL. reuteri DSM 17938の効果を評価する、無作為化二重盲検プラセボ対照試験である。

242人の被験者が無作為化に分けられL. reuteri(10 ^ 8 CFU /日)または対応するプラセボを90日間摂取し、それぞれ79人と80人が実験を完了した。

L.reuteriは下痢の発生率を有意に減少させた。

これは、L.reuteriグループの被験者が0.60日なのと比較して、プラセボグループでは1.33日と報告された。

呼吸器または消化器の症状による病欠日数の主な結果に違いは見られなかった。

無作為化された被験者の棄権率は34%であった。

 

結論

L.reuteri DSM 17938を毎日摂取することにより、下痢の発生率は大幅に減少し、互いの呼吸器や消化器疾患に関連する病欠日数には影響しなかった。

 

Reference

Schröder C, Schmidt S, Garbe E, Röhmel J, Giersiepen K. Effects of the regular intake of the probiotic Lactobacillus reuteri (DSM 17938) on respiratory and gastrointestinal infections in a workplace setting: a double-blind randomized placebo-controlled trial. BMC Nutrition 2015;1:3. 

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