サルデーニャ在住患者に対するLactobacillus reuteriでのヘリコバクターピロリ菌の治療
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本スタディは成人のH.ピロリ菌根絶治療において、治療中の10日間とその後の10日間、L. reuteri DSM 17938 が補助剤として根絶率を向上させるかを調査したものである。
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プロトンポンプ阻害剤-テトラサイクリン-メトロニダゾール-L.reuteri の治療は高い根絶率を有した。
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副作用はほとんどなく、コンプライアンスに優れていた。
Dore MP · 2016
これは成人のH.ピロリ菌根絶治療において、治療中の10日間とその後の10日間、L. reuteri DSM 17938 が補助剤として根絶率を向上させるかを調査する公開研究である。
45人の患者が参加した。
根絶率は93.3%(42/45)であった。以前にピロリ菌の治療を受けた2/4(50%)では、感染も根絶された。
副作用は数日間の軽度下痢 (n =5) 、および腹部不快感 (n=3) の8症例が報告された。
結論
プロトンポンプ阻害剤-テトラサイクリン-メトロニダゾール-L.reuteri の治療は高い根絶率を有し、副作用もほとんどなく、コンプライアンスが優れている。
Reference
Dore MP, Soro S, Rocchi C, Loria MF, Bibbò S, Pes GM. Inclusion of Lactobacillus reuteri in the treatment of Helicobacter pylori in Sardinian patients: a case report series. Medicine (Baltimore). 2016;95(15):e3411.